茅ヶ崎市 T様邸 外壁・屋根塗装工事
カテゴリー:屋根・外壁塗装
外壁屋根塗装工事を紹介します。
- 約20坪、築年数は約10年弱と、塗り替え時期としては丁度いい時期だと思います。
- 上下2種類のサイディングを帯板で区切っているデザインのお家です。
- 1階部のサイディングはタイルの風合いを出すために
- 凹凸の多いパターンとなっているため、
- 目地部に藻が発生しているのを発見しました。
- シーリングも劣化しているのが分かります。
- ご自宅のシーリングの打ち替え時期の目安は
- このようなヒビ割れが表面に出てきたら打ち替えの合図と思ってください。
- シーリングの耐久目安はお家の立地条件などにより
- 大幅に差がありますが、湘南地域は塩害地区であり、
- 更に日当たりが良く雨ざらしになっている箇所ですと
- 早いところで3~5年でこのような状態になってしまいます。
- シーリングの劣化は外壁の劣化よりも早く訪れます。
- 細目なチェックをしてあげることが重要ですね。
- こちらは軒天の通気口です。
- 塗膜もハゲ、サビが出てきています。
- 木部の塗膜の剥がれも確認しました。
- 幸い雨染みや大きな汚れは見られませんでしたので
- ケレンし再塗装を致します。
- 棟板金の固定金具が浮いてきていました。
- こちらは抜かずに打ち直し、その上からコーキングで固定します。
- 屋根の全体図です。
- 雪止め付近の汚れが気になりますね。
- スレート瓦の塗膜もそろそろ切れてしまいそうです。
- スレート瓦が割れてしまっているのが分かります。
- こうなってしまうと躯体の木部に雨水が侵入している可能性があります。
- 雨水が木部に浸透してしまうと内部が腐ってしまいますので
- 早めの補修が必要です。
- 今回のクラックにはシリコン補修をします。
- 雪止めがだいぶサビてしまっていますね。
- こちらはサビ止めを塗った後に塗装します。
- 工事期間は約15日間頂きました。
- 工事中はお客様含め、近隣の皆さまにも
- ご迷惑をおかけする事と思いますが
- ご理解とご協力の程、よろしくお願い致します。
それでは施工スタートです。
まずはコーキングの打ち替えです。
既に打ってあったコーキングをキレイに剥がし
マスキングを丁寧に行います。
コーキングの仕上がりは、このマスキングの丁寧さで変わり
耐久性にも大きく関わってくる作業です。
コーキングとサイディングの密着姓を高めるため、
充填部にプライマーをハケで塗ります。
プライマーとは接着剤のようなもので、
この作業を怠るとせっかく打ったコーキングが
剥がれやすくなってしまうため
とても大切な作業なのです。
コーキングが固まりきらないうちにマスキングテープを剥がします。
次に外壁の下塗りの作業がありますが
充填したコーキングが乾ききってから行っていく必要があります。
コーキングは乾いていくうちに伸縮していく性質があるので
その前に塗料を塗布してしまうと乾いてから
塗膜にヒビ割れが入ってしまうからです。
下塗りを行います。
今回のT様邸は1Fをブルーにし、
帯板から上の2Fをホワイトにする予定ですが
3回塗りの工程をわかりやすくするために
下塗りに白を使っていきます。
ローラーで塗れないような細かい箇所には
ハケを使用し、丁寧に塗布していきます。
木部・鉄部も塗装を進めます。
こちら塗っている箇所は軒天です。
外壁1回目の塗装が終わりました。
屋根の鉄部にサビ止めを塗っていきます。
こちら塗っている箇所は棟板金です。
鉄部にサビ止めを塗布する前には
しっかりとケレンを行います。
雪止めにも塗ります。
ひとつひとつ丁寧に塗っていきます。
いよいよ屋根の塗装に取り掛かります。
今や外壁や屋根の塗装工事は3回塗りが主流になっていますね。
当社でも塗装は下塗り→中塗り→上塗りの
3工程で進めていきます。
まず下塗りの前に屋根材の水下側にタスペーサーという
縁切り部材をはめていきます。
こちらの部材は何度か当社のブログにも出てきておりますが
非常に重要な部材になりますので、随時説明をさせて頂きます。
縁切りとは、塗料によりスレート屋根の隙間が埋まってしまうので
雨水などが逃げれるよう隙間を作ることを言います。
この作業を省いて縁切りをしないとわずかな隙間から水が浸入し
内部を腐らせたり雨漏りの原因を作ったりしてしまいます。
タスペーサーの差し込み個数は1平米に約10個。
建坪30坪のお宅ですと、500個~1000個のタスペーサーを挿入することとなります。
とても地味な作業ですが、この作業こそがお家を長持ちさせる秘訣なのです。
割れてしまっていたスレート瓦はコーキングで補修。
屋根の下地処理が終了したらいよいよ下塗りです。
今回屋根に使用する塗料はエスケー化研の遮熱クールタイト。
専用の下塗り材(シーラー)をムラなく塗布します。
下塗り材が完全に乾くまで屋根の作業は時間を置きましょう。
同時に外壁の塗装工事を進めていきます。
上の写真は仕上塗料で2回目の塗装(中塗り)を行っています。
よく見て頂くと1回目の塗装(下塗り)の材料と
色が微妙に違うのが分かりますでしょうか?
本来お客様からのご要望があれば
仕上げ材とシーラーの色を分けて
3回塗りの工程をわかりやすくすることも可能ですが、
上塗りした時にも薄い色だと透けが少なくなるため
プロの職人は白を使うことがほとんどです。
仕上げ材とシーラーの色が近似色である場合
どこまで塗ったかなどは、塗膜の厚みなどで判断したりなど
経験があってこそできる物だといえます。
ムラの無いキレイな仕上がりですね。
サッシ周辺や換気口周辺などの
ローラーが入らない細かな隙間などは
細めのハケを使って丁寧に仕上げます。
2Fの中塗りが終了し、次は1Fの中塗りです。
先ほど同様、仕上げ材を塗布していきます。
2Fと同じシーラーを使用してあったので
1Fは中塗りとの違いがよくわかります。
使用した塗料は関西ペイントのセラMレタン。
キレイに仕上がっております。
外壁と屋根の塗装が終了し、
今回は木部・鉄部の塗装をご紹介します。
上の写真は屋根の雪止めを塗装しています。
屋根の唐草です。
こういった細かい箇所もしっかりと塗料を塗布することによって
雨漏りなどの被害の可能性を十分減らすことができます。
破風板の塗装です。
破風はお家の中でも傷みやすい上に
お家の一番上部にある部材ですので
なかなか塗装に踏み込めず放置してしまう方が多く
雨漏りの原因のになりやすい箇所です。
そのため最近では破風を板金で巻いてしまう施工が主流となっております。
今回のT様邸は塗装の時期も適性でしたし
破風自体の痛みも目立った様子はありませんでした。
よくケレンを行って、今後も長持ちするように塗装します。
次は横樋です。
汚れやサビを落とし、塗料との密着性をよくするために
ケレンを十分に行い表面の下地作りをしっかり準備します。
横樋の塗装です。
ローラーで届かないような内側は
ハケでムラにならないように塗っていきます。
お家の上部にある破風・樋の塗装が終了致しました。
木部を固定している釘なども腐食が起こらないように塗ってあります。
こちらは竪樋です。
同じようにローラーとハケで塗っています。
戸袋はスプレーガンを使用し、塗料を塗布しています。
スプレーガンは広範囲の塗装が素早くできるため
工事が早く進みます。
ただし、スプレーガンでの塗装はムラになりやすく
塗装になれた職人の感覚で塗装をするため
素人には扱いにくく、
また、騒音によりご近所の皆さまにも了承を得る必要があります。
サクセスは着工の際にご近所様に挨拶状をもって
きちんとお会いする事を徹底しておりますので、
安心してお任せいただけます。
完成致しました。
ムラもなくとってもキレイな仕上がりですね。
こちらも門扉を塗っています。
門扉にはポストがついています。
同じく塗装していきます。
玄関周りの鉄部(照明等)や
外壁の下部にある水切りにも塗装をして完成です。
こちらが既存のベランダです。
防水効果は薄れ、
水ハケの悪い状態になっています。
お家の雨漏りの原因として
多く挙げられているのがこのベランダの劣化です。
放置をしているとひび割れが発生し
そこから水が浸入してしまっている事が多くみられます。
今回T様邸はヒビ割れも見られず、
防水時期も適性でしたので
ウレタン防水工事をさせて頂きます。
よく高圧洗浄をしてから作業に入りましょう。
高圧洗浄をしてから素地調整です。
なめらかでキレイな表面に仕上げるために
この下地処理はとても大事な作業なのです。
素地調整の完了です。
よく乾くまで置きます。
次にウレタンプライマーを塗布していきます。
ムラの無いよう、均一に吸い込ませます。
今回お客様に選んでいただいたウレタン防水は
ゴム状の防水膜を作る工法で、
継ぎ目のないキレイな表面に仕上がります。
ウレタン防水2層目です。
完全に効果するまで置きます。
なめらかな仕上がりになりました。
ウッドデッキもベランダ同様
ニスが剥げて防水効果はもう完全に切れています。
木材はレッドシダーですね。
こまめなお掃除と塗り替えで長持ちする
勇逸のソフトウッドです。
コケの繁殖が少々見られましたので
カビの発生やヒビ割れなどが起きてしまう前に塗装します。
木部がダメになってしまっているところは撤去し、
新しい木を設置していきます。
既存の材料と合わせるためにレッドシダーを使用。
ケレンは念入りに行います。
ケレンが終わったら塗料を塗布します。
使用したのはキシラデコール。
濃い目のお色を選択されました。
1回目に塗った箇所が乾いたら
2度目の塗りを進めます。
ムラが出ないように均一に塗布できたら
乾くまでしばらく待ちます。
これでウッドデッキの補修+塗装工事も完了です。
まずは屋根の塗装。
使用した塗料はエスケー化研の
遮熱クールタイトです。
現在、屋根用塗料としては定番の弱溶剤塗料になりますが
優れた遮熱性能を実現し、低汚染機能を発揮
更に汚れの付着による遮熱効果の低下を防ぎ、
長期に亘って高い遮熱性を維持します。
防カビ、防藻性にも優れ、
架橋構造と言われるポリウレタンの
分子間で橋を架けたような結合を作る事で
強靭且つ優れた耐薬品性・耐候性・耐久性を持ち合わせます。
ムラなくキレイな仕上がりになりました。
雪止めです。
こちらもキレイになりました。
釘が浮いてしまっていた棟板金は
浮いていた釘を打ち直し、
その上にコーキングを乗せ固定してあります。
この部分にはハケを使っておりますので
細かい隙間にもしっかり塗料が付いています。
塗膜がボロボロと剥がれていた破風板も
しっかりとケレンをした後塗っております。
軒天・軒裏換気口もピカピカですね。
スプレーの吹き付け塗装を行った雨戸です。
新品同様ムラのないキレイな仕上がりです。
外構もイメージチェンジ。
ポストも塗装し、とても爽やかで良いですね。
ウッドデッキはキシラデコールを塗布いたしました。
キシラデコールは木材に浸透し、
内部から腐れやカビ、ムシによる被害を防ぐ効果があり、
日光や風雨に強い耐候性顔料が使われていますので、
鮮明な色が長持ちし、長期にわたって木材を保護する特徴があります。
外壁のサイディングも帯板で区切り
1Fと2Fの色を変えました。
以前のデザインとは全く異なった雰囲気ですが
このようにイメージチェンジできるのも
塗装工事の良さの一つですね。
工事期間は15日間。
期間中はお客様含め近隣の皆さまにも
大変ご迷惑をお掛けしました事を
この場を借りてお礼申し上げます。