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茅ヶ崎市T様邸外壁・屋根塗装工事

カテゴリー:屋根・外壁塗装
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  • こんにちは。サクセス@茅ヶ崎です。
    茅ヶ崎市T様邸の外壁・屋根塗装工事をご紹介します。
  • 築は16年。27坪のお家です。
    お家を建てて以来初めて塗装をされるということでした。
    外壁はブリック調の窯業系サイディングが2種類使われています。
    干しレンガ調のサイディング部分は今回色を変えずクリア塗装をいたします。
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    長年潮風に当たり、いたるところに経年劣化が見受けられました。 DSC05029 DSC05041
    スレート屋根は限界まで塗膜が劣化していました。
    雨水・日焼けなどで塗膜がうすくなっていき
    最終的に屋根の材質が丸見えの状態になっています。
    これではいつ雨漏りをしてもおかしくはないですし
    最悪の場合、すでに屋根内部まで水が入り躯体を腐らせてしまっているかもしれません。
    DSC05030雪止めもほぼ全体がサビてしまっていますね。
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    DSC05034古いアンテナはひどくサビていました。
    このサビは雨水などに溶け下の棟に付着します。
    そうすると今度は棟板金にサビが移って広がっていくのです。
  • DSC05035棟板金の釘浮きも確認できました。
  • DSC05042 DSC05045破風のケイカル板は劣化により腐ってしまっています。
    本来ケイカル板は水を吸収し易く、吸い込むと膨張することから
    破風板などの雨ざらしになる部分には使用しないのが一般的です。
    ここまで劣化してしまうと、塗装ではどうにもできないので
    板金を巻く以外に方法がありません。
  • DSC05046軒天にもやはり雨水が溜まりシミができてしまっていますね。
  • DSC05048 DSC05052 DSC05053目地から水が浸入し、サイディングが反ってしまっています。
    ここまでサイディングが反ってしまった原因として
    ・シーリングが劣化していた。
    ・北面は日が当たりにくい上、雨乾きが悪くボードが水を吸収してしまった。
    ・西面は夏場は昼間の温度が上昇~日没後の急激な冷却により釘が浮く。
    ・ボードの厚さが12mmと薄いものであった。
    等があがりました。
    色々な悪状況が重なってしまったのでしょう。
  • これでは塗装ができないのでビスにて補修し、工事を進めます。
  • DSC05051 DSC05050 DSC050491階部分には至る箇所にヒビ割れや釘浮きがありました。
    劣化部分にはコーキングで応急処置のような跡がありますが
    これらも補修し直してから塗装をします。
  • 工期は約10日間を予定しております。
  • 工事期間中は、お客様をはじめ、近隣の皆様にもご不便や
    ご迷惑をおかけすることと存じますが、
    ご理解とご協力をお願い申し上げます。

それでは施工スタートです。

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足場を組んでまず塗装前にボードや、その他補修箇所を直します。
ケラバは棟板金と同様、釘が浮いていますと台風などで落下する危険がありますので
しっかりと釘を打ちなおします。
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IMG_1434T様邸の大きな症状としてサイディングボードの反りがありました。
水を吸って劣化したサイディングボードは割れやすく、
扱いが非常に難しいので、必ず最初にした穴をあけてから
コンクリートビスで固定します。
IMG_1430サッシ周りのコーキングは経年劣化により痩せていますね。
これでは雨水がいつ内部に入り込んでもおかしくない状態でした。
サクセスではこういった内部の水侵入の危険性があるお家に対して
補修前に必ず水の侵入がないか確認をしてから工事を進めます。
もし確認せずに施工をし、内部に水が浸入していた場合
そこから木部の劣化が始まり、キレイに塗装した家も
躯体そのものを腐らせてしまう可能性があります。
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家を守るにあたって特に注意していなくてはいけないのがコーキングです。
コーキングの出来がよければお家の寿命も格段と延びますし、
逆に言えばコーキングが不出来であれば、雨漏りの原因にもなるのです。
凹凸のあるサイディングは特に養生の良し悪しでコーキングの出来が決まります。
1つ1つの凹凸にそってマスキングをし、剥がしたときに
キレイに出来上がるように隙間のない作業をすることが大切です。

44屋根下塗りです。
エスケー化研のマイルドシーラーEPOを使用しています。

シーラーとは壁や外壁と塗料をくっつける接着剤の役割があります。
塗料の吸収をおさえ、屋根材などから塗膜が剥がれにくくなるよう
シーラーをしっかりと塗布いたします。
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屋根塗装に重要なタスペーサーの差し込み作業をします。
タスペーサーの差し込み個数は1平米に約10個。
建坪30坪のお宅ですと、500個~1000個のタスペーサーを挿入することとなります。
46木鉄部などの細かい個所はハケをつかって塗り残しが無いように塗っていきます。
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サビ止め・下塗りが乾いたら中塗りです。
エスケー化研の遮熱クールタイトを使用しました。
良く噂になるような悪徳業者などは塗装面に厚みを持たせるために無理をして、
一度に多く塗料を付け、中塗りと上塗りを1回で済ませてしまう。
といったような事をしているようですが
1度に多くの塗料を塗ると材料が垂れるなどして仕上がりに悪影響が出てしまいますし
耐久性も3回塗りにはかなり劣ってしまいます。
これを防ぐ意味でも「中塗り」は重要な作業といえます。

47シーラーが乾いたら外壁の2回塗りをします。
お客様が選ばれたのは関西ペイントのセラMレタン。
日干しレンガ調のサイディングには日本特殊塗料のUVプロテクトクリヤーを使用しています。
IMG_1569水を含んで反ってしまっていたサイディングも
ビスにて補修しました。
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穴が開いた箇所を補修していたコーキング材なども
上から塗装をしましたので目立たなくなりました。
IMG_1570古いアンテナが設置されていた大屋根もキレイになりましたね。
アンテナから垂れたサビも高圧洗浄をかけた後
サビ止めを塗布しておりますので、安心です。
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塗膜が切れ、苔が付着していたスレート瓦も
しっかり3回塗りいたしました。
今回使用した塗料はエスケー化研の遮熱クールタイトです
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鉄部もしっかりととケレンで 下処理を施してあります。
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ケイカル板で構成されていた破風板は
これ以上劣化が起きないように板金巻にて
カバーさせて頂きました。

T様邸の破風板はケイカル板でしたが、破風は木材が主流です。
通常木部の塗装は5年に1度が平均とされております。
破風などの高所になればもちろん足場も設置が必須になりますし
今回同様ケレンをし、シーラの後塗料を2回塗布し
材料にしっかりとしみこませる作業を考えると
外壁や屋根の塗装時に板金で巻いてメンテナンスを楽に・・・
と考えられるお客様が大変増えてきております。
わが社としてもオススメの工法です。
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完成いたしました。
ブリックタイル調のサイディングはホワイトで塗られ
日干しレンガ調のサイディングが良いアクセントになっておりますね。
破風や樋なども統一感がでました。

T様邸はこの後玄関の改修工事を控えておりますので
後日ご紹介させて頂きます。

塗装工事の工期は8日間で終了致しました。
工事期間中は、お客様をはじめ、近隣の皆様にも
ご不便やご迷惑をおかけいたしましたことを
この場を借りてお礼申し上げます。
また、何か御座いましたらお気軽に申し付け下さい。
宜しくお願い致します。