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藤沢市N様邸ウッドデッキ改修工事

カテゴリー:外構工事,ウッドデッキ
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    こんにちは。サクセス@茅ヶ崎です。
    今回の工事は藤沢市のウッドデッキ改修工事になります。
    塩害地域のため、ウッドデッキが老朽化してしまい、補修という形でお話しを頂きました。
    湘南地域ではウッドデッキが設置されているお家がとても多く見られますが、その内しっかりとしたメンテナンスを施しているお家はごくわずかです。
    せっかくのウッドデッキも傷んでしまってはいつ崩れるのかと怖くてゆっくりもできませんね。
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    既存の木材はレッドシダーです。
    日本では米杉(ベイスギ)とよばれていますが実はカナダの木材で、北米では、レッドシダーはポピュラーで、日本でも数多くの実績があり、安心してご使用になれるウッドデッキ材です。
    しかしこのレッドシダー、ささくれやキズなどが付きやすく、ヒビ割れなどもしやすい材料なのでこまめなほこり掃除などが必要になります。。
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    レッドシダーはしっかりとメンテナンスを欠かさなければ10年~20年の耐久性があると言われています。
    このように苔が生えてきてしまうとどんどん腐食が進行してきてしまいます。
    床板などに苔が発生している場合は、雨で木が濡れたり湿気てたりしていると転倒の危険性もあります。
    苔を発生させないためには日頃の清掃と2~3年に1度オイルステインを塗る事をオススメしています。
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    こちらの写真は釘部分に亀裂が入り床板が完全に割れてしまっています。
    これでは安心してデッキに出ることもできませんね。レッドシダーで出来ているウッドデッキですが、今まで紹介した症例を含め、全体を改修後イペ材で建てていきます。

それでは施工スタートです。

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今回使用するイペ材とはアイアンウッドの中でも高耐久材で、水のかかるような条件の悪い場所でも20~50年は保つといわれています。
通常の使い方なら半永久的に使えます。耐腐朽性に富むため薬剤処理はいっさいされておらず、環境にも負荷をかけません。

その耐久性から密度が非常に高く、加工には超硬度刃物を使用します。
間違った工事をするとネジ山が飛んだり、工具が破損したりする恐れもあるのです。

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束石の設置ですが、これをしっかりと水平に置かないと束柱が曲がってしまいます。
ウッドデッキの工事ではとても重要な作業です。

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デッキ自体の強度を増すためにお家とウッドデッキの設置面もイペ材を使用します。

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既存のウッドデッキ解体後、根太が腐っていることに気付きました。
通常根太は本数を多くするとビス打ち個所が増えるため材料が割れてしまう可能性があり、本数を増やすことはできないのですが、今回は総イペ材で作成しますので、以前付いていた根太よりも多く本数をいれました。

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床板は一番傷みが早く負担がかかる所なので床板に使う材料も慎重に選びます。
ポイントとしては
・ゆがみ・反りが無い
・加工面の切り口のささくれの除去
などがあげられます。
水はけを良くするため、最適な木の間隔を取っています。

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手すりの柱は実は一番水が溜まりやすく、腐ってしまう原因になりやすい部分なので、固定金具を受けとしていれる事によって水が溜まっても木自体を腐りにくくさせることができます。

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床板にはデッキ専用のステンレス四角ビスを打ちました。
なぜ四角のビスかというと一般的なプラス穴よりも穴が潰れにくく、抜け・緩み防止などの効果が期待できます。
更にステンレスのビスを使うことによって塩害地域特有の鉄部のサビに強く、デッキの長持ちに繋がるのです。

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手すりと外壁の設置部分にはL字型の補強金具を付けました。

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レッドシダーよりも今回のイペ材の方が重量がありますので、前回よりも基礎を強くする必要があります。
重さに柱が耐えれるように束石の周りにコンクリートを打設し、その上から土をかぶせました。

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完成です。
以前よりも丈夫なデッキになりました。
横のスリットもすっきりとした印象で湘南らしいデザインですね。
施工中は近隣の方ご迷惑をおかけ致しました。
また、何か御座いましたらお気軽に申し付け下さい。
宜しくお願い致します。