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茅ヶ崎市 K様邸 屋根塗装工事【FileNo.1】
今回は屋根の塗装工事の
3回塗りの工程をわかりやすく紹介いたします。
まずは屋根の状態をご覧いただきましょう。
スレート屋根で大体23年ほど経過しているものです。
遠目で見ても分かるくらい
塗膜が剥げてきてしまっています。
こうなってしまっては防水膜は全く劣化していて
雨水をはじくことが出来ない状態です。
そうなるとどうなってしまうでしょうか。
屋根材自体が雨水を吸収してしまい
そのまま放置してしまうと屋根を構成している
躯体事態にも雨水が染みてしまいます。
それが何度か繰り返されるたびに
躯体の木材は劣化し、腐食し、
やがて室内にまで雨水が達してしまうのです。
これが屋根の劣化による雨漏りの仕組みです。
ではどう対処したらよいのでしょうか?
一般的には、内部の躯体が腐食を始める前に
しっかりとした塗装工事を定期的に行う事があげれらます。
しっかりとした塗装工事とは
まずはシーラー(下塗り)と呼ばれる最初の塗装を施します。
こちらが1回目の塗装。
シーラーと呼ばれる塗料を塗布します。
シーラーとは防水層となる主剤を塗る前に
主剤と屋根材をしっかりとくっつける
接着剤の役割となるものです。
色は屋根ですと主にクリヤーです。
シーラーが乾きましたら主剤を塗っていきます。
これが2回目の塗装。
屋根の塗装で忘れてはいけないのが「縁切り」。
屋根材と屋根材の隙間を塗装する事によって
塗料で隙間を塞いでしまい侵入 してきた雨水が排出されなくなり、
屋根下地の腐朽や雨漏りの原因にな ってしまう事があるのです。
塞いでしまった隙間をカッター等で取り除く作業を
『縁切り』と言います。
つまりカラーベストやコロニアルといった屋根塗装で
縁切りをしなかった場合、
逆にお家を傷めてしまうといった結果になる事もあるわけです。
屋根材の下地と言えば野地板と呼ばれる木質の板ですから
それらが腐っていくわけですね。
なのでしっかりと縁切りを行い作業は終了です。
スレート屋根のお家の場合は
タスペーサーという縁切り用の材料を使います。
塗料が乾いたら2回目の主剤を塗布します。
これが3回目の塗装。
よく耳にする『3回塗り』とはこの工程の事を指します。
ありがとうございました。