BLOGブログ
茅ヶ崎市Y様邸1Fリフォーム工事【File,No1】
こんにちは。サクセス@茅ヶ崎です。
本社ショウルームから歩いて五分
ご近所にお住いのY様邸の1Fリフォーム工事が先日から開始されました。
お客様をはじめ、近隣の皆様にもご不便やご迷惑をおかけすることと存じますが、
ご理解とご協力をお願い申し上げます。
築年数は約15年。現在の1F間取りはこのようになっていますが
施工後はこのように間取りが変わる予定です。
大きく変更になるのが、和室と廊下の一部が無くなり、リビングダイニングが広がり
トイレの向きも変更になる所でしょうか。
フローリング、新設するクローゼットや玄関収納、洗面台等もガラッと変更予定になります。
リフォームを始める前に大問題箇所の修繕を先に実施。
玄関左の矢印部分の通し柱が雨水の侵入で腐食しており
更にシロアリ被害が出ていて無残な姿になっているので
問題のある柱を全て交換補修します。
向かってサッシ右横の柱が腐食しているのですが
外部からパッと見て内部の柱が駄目になっているかどうかの判断は難しいです。
雨水は2Fのベランダ部分から室内に入り
通し柱を中心に周囲の木部にも被害が広がっている状況です。
サッシを外し、周辺のサイディングを剥がしていくと問題の通し柱が姿を現しました。
雨漏りの怖さを痛感する一枚ではないでしょうか。
築15年でこの腐りようですから、建てられて間もなく雨漏りが始まったと考えられます。
ここまで腐食とシロアリ被害がある場合は簡易的な修繕は難しく
今回のように足場を準備したり、小屋組を一時的に支持する仮設柱を設置したり、
梁桁と柱を構造金物で補強したりと大がかりな工事になってきます。
通し柱と梁、胴差し接合部もこの通り。
住宅で使われる柱の中でも太い部類の四寸柱がここまで細くなってしまっており
大きな地震が来たら一気にここから倒壊が始まりそうですね・・・
玄関上の2F洋室クローゼットから。
ベランダと外壁の継ぎ目から雨が浸入してきている為
雨のかかっていない上部の腐食はない状態ですが、水を吸い腐食が進んだ箇所は
シロアリ被害で柱の太さが半分程度になってしまっているのが確認出来ます。
2Fクローゼット外側からの写真になります。
ちょうどベランダと通し柱の取り合い部分から雨水が侵入してきた事がわかります。
1枚上のクローゼット側からの写真と見比べてみると雨水の道筋が良く分かるのではないでしょうか。
新しい木材を用意し補修を進めていきます。
右の四寸柱はジャッキ代わり。
耐震も考え補強を入れながら工事を進めていき
新しく入れた柱には防腐剤をしっかりと塗っていきます。
雨漏りはもちろんの事、二次的被害とも言えるシロアリの食害は
今回のように酷い状況を生み出しますので
雨漏りが確認できた場合はそのままにせずに必ず点検をし
早期に対処する事が大事になってくるという事を
しみじみ思わせられる内容でした。
それでは次回をお楽しみに。