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茅ヶ崎市Y様邸屋上露天風呂設置工事
こんにちは。サクセス@茅ヶ崎です。
茅ヶ崎市Y様邸の露天風呂設置工事が開始されました。
気になる設置場所は、住んでいらっしゃる住居の屋上になります。
浴槽を単に置いただけでは風情も何もありませんので
イペ材を使用して、ちょっとしたお洒落な小屋を作っていきます。
イペ材は、ブラジルが原産地であり、
ウッドデッキ材としてはひときわ知名度が高いですね。
製材後すぐは、黄緑色でしばらくすると茶褐色や緑色を含んだ茶褐色になります。
木目も細かく緻密で高密度であり硬質でウッドデッキ材の使用としては
最高級ハードウッド材になります。
色合いも美しく、耐久性、強度面、シロアリや害虫等にも
強い高耐性を示し申し分なく薬剤の処理の不必要で長期の使用が可能だが、
加工面においては材がかなり硬質であるため
ネジ通しは穴を事前に開けておく必要性があり、
価格や材の供給面においては原産地が日本からかなり遠いために普通の木材より難があります。
まずは土台を制作。
土台材はACQ処理された4×4材を使用。
ACQ処理というのはヒ素やクロム化合物を含まない、
JISおよびJAS規格の安全な防腐・防虫処理になり、
木材に塗布するのではなく加圧注入するため、
木材内部に浸透し防腐・防虫効果が長持ちします。
薬剤が固着すると揮発や流出がなく汚染の心配もないので人にも安全です。
銅と第4アンモニウム塩を配合した環境に優しい防腐剤で、
天然木の腐敗菌、シロアリ、木喰い虫から材木を守り、
強い効力を長期にわたって発揮します。
塗布後は、緑色をしていますが、
数ヶ月間外気にさらされて暖かみのある茶色に変わり、
最終的には灰色になります。
浴槽は容量500ℓの大浴槽をチョイス。
ジャグジー機能からミニシャワーまで付属しており
優雅な気分で入浴できそうですね。
ACQ処理剤の上にイペ材を敷き詰め、小屋組みを進めていきます。
小屋組みと並行して電気工事と新たに給排水管を引きます。
ドリルで下穴を開けるにも、イペ材は硬いので一苦労で
ドリル刃もすぐに駄目になってしまいます。
隙間、ビスの間隔のズレが出ないように、気を抜かず仕上げていきます。
小屋組みがほぼ完成。
洗面台用の給排水管。
作業も大詰めです。
洗面台の設置が終われば全ての作業は完了。
イペ材とガラスボウルを組み合わせて洗面台を制作。
もちろん暖かいお湯も出るように工事しております。
夜に入浴出来るようにスポットライトも設置。
完成です。
個人宅に露天風呂設置というと、
かなりゴージャスでコストもそれなりにかかるのでは・・・
と思いがちですが、スペースの問題さえクリアすれば、
想像するほどハイコストの工事ではありません。
四季によって表情を変えていく富士山を眺めながらの入浴はうらやましい限りです。