BLOGブログ

住まいの台風対策

カテゴリー:よくあるご質問,日常


近年、日本に上陸する台風は大型化し、
毎年のように各地で大きな被害が報じられています。
強風や大雨により被害を未然に防ぐために、対策を考えませんか。

屋根点検

●瓦やスレート屋根が割れていたり、ヒビが入っていないか
●浮いていたりズレていないか台風や豪雨の時に多く耳にする雨漏り…
「この豪雨で急に屋根の下から雨漏りしてきた」
「以前、雨漏りしていたので修理をしてもらったが台風の時に
また同じところから雨漏りしてきた」など
瓦やステート屋根が破損したことによって雨漏りが発生していると認識している方も多いかと思いますが、実は雨水の侵入を防ぐ唯一の要は屋根の破損だけではなく
瓦やスレートの下にある防水シートなどが一番大切です。
防水シートが劣化などによりその下にある建築木材に雨水が侵入していきます。
その結果、木材の腐食や雨漏りへと被害が発展してきます。


外壁点検

●ひび割れやタイルが欠損していないか
●シーリングが剥離していたり亀裂が入っていないか
雨漏りは屋根から…と認識している方も多いかと思いましが、実は外壁からの
雨漏りが圧倒的に多いと言われています。(ベランダ、軒天を含む)
木造構造住宅の外壁構想はおおむね屋根の構造と同じで、瓦の代わりに
外壁材などがありその下に下葺き材などがある2重構造が一般的です。
また鉄骨構造住宅の場合、重複構造になっていないことが多く
外壁に損傷があった場合など即座に雨漏りしてくるケースも多いです。
外壁の再塗装の目安は10年から15年に1度と言われています。
該当する住宅は再塗装をご検討するか、場合によってはサイディング等の
カバー工法で直す必要が出てくるかもしれません。

雨樋の点検

●経年劣化でヒビや破損は無いか
●留め具が外れていないか
雨樋とは屋根の面に流れる雨の通り道です。
その後、集水器に雨水が集まり竪樋を通って下水に雨水が流れる
仕組みになっています。
軒樋の変形やゆがみが生じることによって集水器まで雨水がうまく流れず、
思いもよらぬ場所から雨水があふれ出ていたりします。
雨樋の歪みや変形は見上げただけではなかなか気づけないので
雨の日に雨樋から水があふれ出ていないか確認してみましょう。

窓の点検

●ヒビが入っていないか
●窓枠が歪んで隙間が空いていないか
窓のひびが入っていると強風だけ出窓が割れてしまいこともあります。
窓はガラス、サッシ、ゴムパッキンの3つの部品で構成されています。
ガラスとサッシをつなぐ役割を担っているゴムパッキンですが亀裂や破れ、
そしてカビ等になる汚れなどで劣化してくるとその部分から雨水が侵入してくる
可能性があります。ゴムパッキンも定期的に交換していくことをお勧めします。

雨戸の点検

●戸の側面などに凹みや変形箇所はないか
●雨戸自体が外れてしまっていないか
●雨戸の開け閉めがスムーズにできているか
台風の日は必ず雨戸を締めましょう。
雨戸の役割は、雨風や飛来物から窓を守り、雨風の室内侵入を防ぐ以外にも外部から雨戸と窓で2重構造になるため防犯や防寒効果が得られます。さらに雨戸が金属製であれば防火効果も規定できます。

普段の生活で支障を来たしていないときには破損や劣化には全く気が付かず、
いざ台風が来た時に大きな損害を生んでしまいます。
そのためにも普段から定期的に点検することをお勧めします。