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冬場に多発!温度差で起こるヒートショック
リビングなどで暖房器具をつけていると、室温は20℃以上になりますが、浴室に暖房は入れないため、リビングとの温度差は10℃以上にもなります。さらに、40℃以上ある湯船につかるという急激な温度変化の影響で、血圧が一気に上昇・下降すると、『ヒートショック』という現象が起こります。
血圧が急上昇すると、脳梗塞、脳出血、心筋梗塞が起こりやすくなります。逆に、血圧が急降下すると、脳貧血を起こしてめまいで倒れることが考えられます。このように、血圧の急上昇・急下降は身体に大きな負担をかけ、突然死を招くのです。
このヒートショック関連で入浴中に亡くなられる方は年間19,000人以上もいると推計され、交通事故死亡者数の約5倍にのぼります。
ヒートショックのリスクを軽減するためには、浴室などの寒い空間をしっかり断熱して、リビングなどの暖かい部屋との温度差を少なくすることが大切です。
ヒートショックを予防するには?
ヒートショックを予防するには、急激な温度差にならない工夫をすればよいわけですが、ご家庭で出来るヒートショック対策には
●脱衣所や浴室を暖房器具で暖める
●お湯張りをする際にふたを開けてお湯を溜める
●入浴前にシャワーでお湯を出しておく
●外気温の高い日中に入浴する
●食後や飲酒後の入浴は避ける
●かけ湯などで手足の末端部分を先に温めてから入浴する
●入浴中は家族に様子を見に来てもらうようにする
ヒートショック対策リフォーム
ご自宅にヒートショック対策リフォームを施すこともおすすめです。洗面所や浴室にヒートショック対策リフォームをすることで、居室との温度差を少なくし、ヒートショックの事故を減らしましょう。
1.浴室暖房を設置
ヒートショック対策としてまずお勧めするのが、浴室暖房の設置です。
入浴前に浴室暖房で暖めておくことで居室との温度差を少なくし、
ヒートショックを予防することが出来ます。
浴室を暖めるだけでなく、洗濯物を乾かすことの出来る浴室乾燥機能もついているので、洗濯物が乾きにくい雨天時にも役に立ちます。
2.洗面所暖房
洗面所は、入浴時に衣類の着脱を行うだけでなく、お化粧やヘアセットなどの
身支度、洗濯など、何かと多く過ごす場所でもあります。
洗面所に設置する洗面所暖房で洗面所を暖かく、また衣類乾燥としても使えます。
3.断熱リフォーム
住宅内の熱の約58%が窓から出て行ってしまうので、住宅全体の断熱性能を
上げることで、出来るだけ温度差をなくすことが出来ます。